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About

堂前 宏美

カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリア在住

モラハラ/自己愛性パーソナリティー障害 ライフコーチ

カナダの現役 Mental Health & Addiction Support Worker(精神疾患・依存症サポートワーカー)

 

  • 日本で英語教師歴15年(公立中学校教諭・英会話など)

  • 2014年 Community, Family, Child Studies Diploma(社会福祉の学位)取得

  • 2020年 Interprofessional Mental Health and Addiction Post-Degree Diploma (精神疾患・依存症サポートの学位)取得

日本の大学で英米文学科卒業後、公立中学校の英語教諭となる。退職後はイギリス人が経営する英会話スクールに勤務、1歳の子供から大人まで幅広い年齢に英語でレッスンを提供。

2012年、仕事のある夫を日本に残し、当時5歳と7歳の子供を連れてカナダへ移住。カレッジで社会福祉の学位を取得後、発達障害をもつ大人をサポートする会社にサポートワーカーとして勤務。

異国でのワンオペ育児や学業などの心労が重なり、うつ病になる。家族も親戚もいないカナダで多くの周囲の人々に支えてもらい回復。そのご恩を今度は自分が返したい、同じように精神疾患で苦しむ人の助けになりたいと決意、再びカレッジに入学。より専門性の高い精神疾患患と依存症サポートの学位を取得。

卒業後、州立の医療チームに所属し、精神科医、看護師、警察官等のチームメンバーと共に、重い精神疾患と薬物依存症を併せ持つ人々をサポートする。

現在は精神疾患を持つシニアの方が暮らすケアホームで、メンタルヘルスワーカーとして奮闘する毎日を送りながら、自己愛性パーソナリティー障害の人との関係に悩む方をオンラインセッションでサポートしている。

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Story

日本生まれの日本育ち、自分が海外で暮らすようになるとは全く予想していませんでした。英語が好きで教師という仕事にあこがれて教育課程をとりアメリカに短期留学したりしましたが、当時の公立学校はどの都道府県も教員採用試験に合格するのはとても倍率が高く、なかなか学校の先生にはなれない時代でした。どうしても先生になりたい、という思いで全部で7都道府県の試験を受け、一県だけ合格することができ、中学の教諭になりました。結婚後は退職して、イギリス人が経営する英会話スクールに勤務し、教員時代を含めて計15年間教師として勤め、多くのお子さんや保護者の方々との関わりました。

子供が生まれ子育てしていくうちに、日本語以外の言語や文化の多様性に触れてほしいという気持ちが強くなり、2012年、当時5歳と7歳だった二人の息子を連れて、仕事のある夫を日本に残し、家族も知り合いもいない行ったこともない土地のカナダ・ビクトリアに母子で移住しました。

 

永住権を取得するため専門職に就きたいと思いましたが、日本での英語教師としての職歴は全く役に立たない。なにせ周りは英語ネイティブスピーカーばかり、当たり前ですが皆私よりも英語がうまいのです。一念発起、まったく違う分野の資格を取るためカレッジに入学しました。

夫もいない、知り合いもいない初めての土地でのワンオペ子育て、プラス第二言語でのカレッジの勉強に追われ、卒業後はフルタイムで仕事、その生活はすさまじく忙しいものでした。子供たちもまた、パパのいないさみしさ、英語での学校生活、サッカーチームでの活動と、様々な困難を乗り越えて頑張っていましたので、私はそのサポート、自分の異国での生活の悩み、厳しいカレッジの授業、そして家の契約も車の保険も税金の手続きも子供の病院も、何もかも自分ひとりでしなければならない日々。休む時間どころか自分の顔を洗う暇もなようなそんな何年間を過ごし、体も心も疲弊していきました。

病院でうつ病と診断され、苦しい毎日を送ることに。周囲の支えと適切な治療により、回復はするのですが、何か月かすると再発し、回復しては再発の繰り返し。何年もそんな状態で希望が見えない時もありました。どうして治らないのだろう、と精神疾患について調べ、関連本を日本語でも英語でも読みあさり、精神疾患といっても様々な病気があることを知り、それぞれの症状や治療法などもむさぼるように学んでいきました。

知識が増えてくると、自分の状態と照らし合わせて、客観的に見ることができるようになってきました。その中で「パーソナリティー障害」という言葉に出会い、調べていくうちに非常に興味を持つようになり勉強しました。そして、私の人生を振り返ってみた時、「自己愛性パーソナリティー障害」の人達との関わりで、幾度となく振り回されたり傷ついたりしてきたことに気が付いたのです。

 

自分が過去にとても傷ついていたこと。そしてそれがトラウマのように残っていること。カナダへ来てからも似たような人たちの言葉や態度に出会う度に、自分でも気づかないうちに古傷が再度傷つき、PTSDの症状がでていること。

 

カナダへ来てからの忙しい生活に加えて、そのような過去の経験からの傷が再発してうつ病がひどくなっていることがわかりました。

 

そして、その当時はわけがわからなかった事柄が、霧が晴れるようにすっきりとわかり、正しい知識をもって振り返れるようになり、私の体調はそこから順調に回復に向かっていきました。

この経験から精神疾患についてより専門的に学びたいと強く思い、カレッジに再び入学して学位を取りました。

知識を深め勉強を続けていくうちに、「パーソナリティ障害」について日本語よりも英語のほうが圧倒的に情報が多いことに気が付きました。ネットを見ても書籍を見てもです。日本のネットを検索すると、特に自己愛性パーソナリティー障害の人との関係に悩みを抱えている方が沢山いることがわかりました。そして日本での圧倒的な情報の少なさゆえに、その方達がなかなか情報や知識にたどり着けず、相談できる人もおらず、たった一人で苦しんでいるということもわかりました。

「自己愛性パーソナリティー障害」という言葉にたどり着くまでも長い道のりなのです。相手の言動に悩み色々なワードで検索しても、ピンとくるものが出てこない。多くは「モラハラ」や「DV」というワードから探していくことが多いようです。そしてやっと自己愛性パーソナリティー障害という言葉にたどり着き、それについて調べ始めても今度はその詳しい情報が出てこない。書籍なども限られています。パーソナリティー障害を専門に診ている医者やカウンセラーも日本ではまだとても少ないのです。

そうすると何が起こるか。

自分の状況を客観的に分析できない。相談できる人もおらず、どうやって情報を集めたら良いのかもわからない。自己愛性パーソナリティ障害の人は二面性があり世間的には良い人と認識されていることが多いので、周囲の誰にも相談できない、又は話しても誰もわかってくれない、信じてもらえない。そうやって孤独と戦いながら、たった一人で悩んでいる方が沢山いるということ。

そんな方たちのお役に立ちたい。

孤独に寄り添いたい。

そんな思いから、このオンラインセッションでの相談を始めました。

 

私も過去とても孤独でした。パートナーや家族についての相談を、身近な人には話しにくい。

相談できる専門家もなかなか見つからない。

誰にも言えずに苦しんでいると、自分に一体何が起きているのか客観的に見ることができず、頭の中でどんどん糸が複雑にからまっていきます。

 

なんでこんなに苦しいのかわからないまま苦しんでいる方いるなら、その方に寄り添いたいのです。

 

あなたは一人ではありません。

どうぞ私に声をかけてください。

一緒に糸をほぐしていきましょう。

心も頭も自由になって、本来のあなたを取り戻しましょう。

私が、お手伝いします。

 

堂前宏美​

 
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