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ガスライティング

更新日:5月5日




ガスライティングとは、心理的操作でターゲットを巧みに操ること。


自己愛性パーソナリティ障害の人との関係では、このガスライティングが頻繁に使用されることが多いです。


例えば、相手があなたが傷つくような言葉を発し、あなたはそれをずっと心の傷として持ってるとします。


ある日相手にその事を思い出させると、「え?俺(私)そんな事言ったっけ?思い違いじゃない?」と言われる。


はっきりと否定されて、あなたはもしかしたら自分の感違いだったかも、と思う。


勘違いじゃなかったとしても、相手は言った事を覚えてないと言うことは、本気じゃなかったんだな、あの時は単に機嫌が悪かっただけかも、などと思う。


そして、今目の前にいる優しい相手の甘い言葉を信じて、こっちの姿が本当のこの人の姿だ、あのひどい事を言ったのはきっと本心ではない、と思い込む。


ひどい事を言われて傷ついた心が一転、勘違いだった、本当は相手は私をこんなに愛しているのだと、天に昇る気持ちになる。


この繰り返しで、落差を行ったり来たりする事で、どんどん心理的に相手から離れられらなくなります。


傷つくことを再度言われても、されても、また同じ手法で勘違いだと思わされる。


このガスライティングは、自己愛性パーソナリティ障害の人との関係では典型的だと言われています。


振り回されて疲れ切ってしまう、苦しくて仕方ない、その苦しさを愛だと勘違いしないでください。苦しい気持ちが大きい、イコール相手のことをこんなに愛してるから、ではないのです。


落差の激しい感情の揺れ動きで、心理的に絡め取られているだけです。


まずは立ち止まって、あなた自身を大切にいたわりましょう。


そして相手が本当にあなたを大切にしてくれているか、考えてみてください。


言葉ではなく、行動で、です。


甘い言葉をたくさんかけてくれても、行動が伴っていなければ、それは大切にしてくれているとは言いません。


あなたは、替えが決してきかない、かけがえのない存在です。



あなたの事をまずあなたが大切にしてください。


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References:


Shahada Arabi, "Power-Surviving&Thriving After Narcissistic Abuse" 2017, Thoughts Catalog Books







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