セルフイメージが大事なコミューナルナルシストー自己愛性パーソナリティ障害
- Aira-Life-Coaching
- 1月4日
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更新日:3月7日

自己愛性パーソナリティ障害(NPD)にはいくつかのタイプがあると言われます。主に「オバート」「カバート」「コミューナル」「アンタゴニスティック」「マリグナント」です。
今回は「コミューナルタイプ」と呼ばれるNPDについてお話します。
コミューナルという言葉には、「共通の」「共同の」という意味があります。 社会への奉仕の精神を持っている人だと、周囲から思われることが大事なタイプです。
外向きにはフレンドリーで共感性があり人のために動くようにみせかけますが、それは真に利他的ではなく自分の利益が目的です。 人助けをしている自分が素晴らしい人だと思われるために、周囲に尽くすふりをします。
自分を共感力に長けた他者のために動く人だと思い込んでおり、実際にそのような言葉を口にしますが、行動が伴っていません。また、モラルに対するこだわりが強く、不公平であることに対して過剰反応をします。
例)
・世間に周知される形で寄付はするが、匿名では絶対にしない。
・人前では他者を助けるが、誰も見てなければ知らん顔をする。
・チャリティに貢献していない人をこきおろす。
・自分がビーガンだからと肉を食す人を理不尽に攻撃する。
・お金持ちの人を攻撃したり悪口を言う。そのお金を世のために貢献すべきだと求める。
コミューナルナルシストの人にとって何よりも大事なのがセルフイメージです。寄付も貢献も人助けも、真に相手を思いやっているのではなく、自分のセルフイメージを良くすることが目的です。
ですので「 私は世界の役に立つ社会に貢献する人間だ」「世の中の役に立ちたい」などいう大きなことを言ったり、「私のように良い友達はいないわよね」など、自分が世間的に良い人であるとうイメージを保つことを、何よりも大切にしています。
このコミューナルタイプの人は、一見非常に魅力的で、カリスマ性があったり人望があったり、善人に見えます。しかし、言葉に行動が伴わない、表の顔と裏の顔の差が激しい、などの点が見られたら、少し良く観察してみてください。
NPDの5つのタイプについてさらに詳しく知りたい方は、
それぞれのタイプを詳しく解説し、例をあげてその典型的な言動や対処法、そしてターゲットが受ける影響について、わかりやすく解説します。
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あなたが健やかな明るい未来へ向かいますように。
NPDサバイバー回復コーチ
堂前宏美
References:
Courtney Telloian, 5 Types of Narcissism and How to Spot Each, PsychCentral, 2021.
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